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2007年10月14日 (日)

千秋楽ドキュメント番外編

千秋楽ドキュメント番外編。はじまりー。

とうとうここまで漕ぎ着けました(涙)。思い出しながら書き始めると、「あんなこともあったな。」「こんなこともあったな。」と際限なく記憶が蘇ってくるので、なかなか完結しなくって。引っ張って、引っ張って、ようやく今日、全ての話したいことが終えられそうです。長らくお付き合い頂いて有難うございます。

(といいながら、書いてるうちにまた長くなるかも・・・番外編パート2とか)

それはそうと、シャングリラ3が終わってから間もなく丸1ヶ月の時間が過ぎたことになりますねぇ。早いような、えっ?まだ1ヶ月?のような。

始めましょう。

私の千秋楽本番は実は終わっていなかったのです。むしろさらにテンションを上げてかからなければ、コケて終わってしまうという結果になりかねない、危険な本番。

それは・・・。オールキャストの大打ち上げ大会の出し物でした。

実は、出し物をしようと決めたのはこんな会話があったから。なんです。

シャングリラ中、何から何までお世話になりっぱなしでした。笑顔があのヨン様にも匹敵するほど爽やかな事務局の岸野さんから

岸野「ロシアのダンサーの女の子達が、由実さんへのプレゼントとして「人魚姫の夢」の歌の練習してるみたいですよ。武田さんは、この前のスタッフも交えた打ち上げのときみたいに何か考えていらっしゃるんですか?」

武田「うーん。何かしたいなぁとは思っているんですけど、皆が盛り上がってくれるようなネタが思い浮かばなくて・・・」

岸野「そうですねぇ・・・。「水のダンス」とかはどうですか?打ち上げの会場に実は色々仕込みがあって、もちろん音楽もかけられるし、絶対盛り上がりますよ!」

武田「岸野さーん。それ、いただきっすね!ちょーやる気出てきたー。岸野さん天才かも!」

この経緯で、早速行動開始。

(「水のダンス」とは・・・コンサートで由実さんの「インカの花嫁」という歌の次の演目。インカの花嫁ではダンサーが顔の部分までジプシーのような衣装を身に纏い、たいまつを持って踊りながら異国情緒溢れる不思議な空間を醸します。その後、暗転し衝撃的に始まる音楽で、ダンサー達は衣装を脱ぎ去り、中にはうるせいやつらのラムちゃんみたいな(松任谷さん、ごめんなさい。ラムちゃんって表現しか思い浮かばなくて。)虎の皮でセクシーなデザインの衣装に瞬間チェンジ。パーカッッションやドラムの打楽器系の激しいリズムにダンサー達がパワフルセクシーに踊りまくります。途中、舞台が一瞬にしてかかとが浸かるぐらいのプールに変わり、ダンサーは水しぶきを上げ、蹴散らしながら踊り狂う様は圧巻の一言。)

シャングリラ3のショー本番の動きを、それぞれの演者さんがチェックできるように毎回記録映像を撮って下さっているんですが、それも岸野さんから拝借し、「水のダンス」の振り付けを大まかに覚え、それにビルジニーを巻き込む作戦。

ビルジニーに「打ち上げで水のダンスやらない?」と言うと、

「いいけど・・・練習する時間、あんまりないよね。」との返答が。

そこで私は、借りたDVDと、ダンサーウラジオ組(ウラジオストク出身のダンサーの4人。皆、本当に可愛くて、スタイルがよくて、性格がよくて、セクシー。彼女達に私はミニスカートの影響を受けました。)の協力を取り付けている旨を報告。

「じゃあ、やってみよっか。」と言うことになりました。

問題は真面目に時間がないこと。千秋楽まで2日しかありません。休演日が入ったので3日間でしたが、練習するにはカウントできないので。しかも、その2日間とも1日2回公演だったため、ショーの1回目と2回目の間のほんの30分足らずを2回だけ練習ということになります。こうなれば、雰囲気です。振りを完全に写しきれなくても、雰囲気でいっちゃえーって感じです。

1回目の練習では、ウラジオ組オーリャを中心に場当たり。ポジション設定です。それが決まると、ざざっと、振り写し。やり始めて数分後・・・

武田「(ゼイゼイ、はぁはぁ・・・)この曲全部って思ってたけど、これちょっとやっぱり長いわ。曲を短く切って編集できるか聞いてみる。どこで切ったらベストか教えて。」

皆、すぐ同意。

いやー、水のダンス。ハード過ぎ。どんだけ、しゃがんで立って、しゃがんで立っての繰り返しか。太ももパンパンですよ。

オフ明け、千秋楽の日です。またしても岸野さんの大活躍のお陰で私は助けられました。曲の編集をして下さったんです。PCで。私が「1・2・3・4ここっ!」って言うと、その部分で音を切り、また「だ・だ・だ・だ・だ・だ・だ・だここっ!」って言ったところで引っ付けるみたいな。それをCD-ROMに焼いて下さいました。「ありがとー」って言って、CDデッキを持って早速ダンサーに確認。OKもらいました。

一つ前のブログを読んで頂いたらおわかりになるように、1回目と2回目の間に、「最後の演出を変えた」と言っていたかと思いますが、そうです。この日全然時間がなかったんです。振りは、今までの本番を見続けてきた私の目の奥に焼き付いた記憶が頼り。

そのまま千秋楽最後のシャングリラ3の舞台が始まりました。(これも前回のブログ参照)

涙の感動のうちに、代々木第一体育館は撤収作業に入ります。私達も全員お世話になった楽屋を綺麗に整理し、身支度を整え、三々五々打ち上げ会場に。

打ち上げ会場に着いた私は、そわそわ落ち着きません。ちょっと後ろ向きになってました。「あー、やるって言ったものの、できるんかいな・・・」って。でも、全ては整っているんです。なぜなら、私は千秋楽の朝、渋谷のドンキホーテの開店時間と同時に店内に入り、ブロンドとブラウンの超ロングウェーブのヅラを購入。ダンサー達はみんなロングヘアーを振り回していたので、これは外せないアイテム。ただ、衣装がどうしたものか。ドンキには、「動物」といえば着ぐるみしかなかったんです。これでは雰囲気出ないので、私は代々木の会場に着くと衣装の金沢さんに相談させてもらいに行きました。「水のダンスの衣装の端切れとかあります?実は今日・・・かくかくしかじか」と説明すると、「見といてあげるよ。もしなかったら、本番の衣装を貸し出すってのも考えとく。」って、太っ腹なお話を。金沢さん、この方、話していて本当に気持ちがいい人。話のテンポや発言が切れ味よくって、しかも姉御キャラでかっこいいんです。すごく小柄な方なんですけどね。そして、調べて頂いた結果、本番の衣装をお借りできることに!!その代わり、衣装は門外不出。なので、回収を徹底することを約束しました。

もうすぐ出し物の時間です。なんでこんなに自分が緊張しているのかよくわかりません。シャングリラ本番より、結構な脂汗出てましたし。ビルジニーに耳打ちして、「そろそろだよ・・・」というと、こんな質問が。「この衣装って私達二人だけ?ダンサーの皆は着ないの?ヅラつけるのイヤじゃない?」って。これは困ったことに。確かにテンション上がってるのは私だけ?だったかも。でも、ひるまず「ヅラは踊りにくかったら途中で取ろう。でもね、これちょーウケルよ。衣装はやっぱりさ、本当のメンバーじゃない私達が着るから面白くなるんだと思う。それに8着は持ち出しも出来なかったしね。」

ビルジニーも私の「やりたい」って気持ちを汲んでくれて「美保に任せた。私、あんまり振り覚えてないけど、ここの曲のところって、次どんな振りだっけ?」と積極的になってくれました。

そして登場ーーー!!

皆の歓声が心地いいかもー!!!なりきり水のダンスが始まりました。途中振りが記憶から飛んだって、平気。となりのオーリャを公然と見まくり。でも、最高の弾け感。楽しかったです。会場の盛り上がりにも助けて頂いて、私の本番が終わりました・・・。

時間、すでに午前1時半。

それから、DJブースでは日本一のDJの技を披露され、それにロシアの皆も再び大盛り上がり。続いて、由実さんが一人ずつに直筆のお手紙をキャスト全員に手渡しをされ、いよいよ締めに近づいて行きました・・・。

午前3時。皆、この場を離れたくない。でも、離れないといけない。結局、この後何時まで続いたのでしょうか・・・

私は3時40分に家に戻りました。タクシーの中で、旦那に電話をしてみたら出てくれました。「もうすぐ帰るけど、普通にピンポン押していい?」と聞いたら「ええよー」ってことだったので、家についてピンポンしたんです。

そしたら・・・「ウ~~、ウ~~、ウ~~」と夜中に響き渡る音が!

実はこの日、私のお母さんが千秋楽を観に来てくれていて、家にいたんです。「ピンポーン」で目が覚めたお母さんは、旦那よりインターホンに近い部屋にいたので応答してくれたんですけど、寝ぼけて警報機のボタンを押してしまったんですねー。皆、びっくり(笑)。数分後、警備会社の人が駆けつけて「どうかなさいましたか?」と聴取が。

「ごめんな~。ほんと、ごめんな~。」というすんごい可愛いお母さんでした。きっとお母さん、「ブログに書かんといて~」って言うだろうなぁ。

長い1日の最後の最後まで、楽しんだタケミホでした。

ご近所の方。あのときはごめんなさい。

(完)

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コメント

武田さん、面白すぎる。これだけで本が出来ますね。

投稿: イズブラシェーニッツァ | 2007年10月14日 (日) 19時07分

武田さん、本当にシャングリラⅢお疲れさまでした。
そして このドキュメントも 読むたび
あの日のことを思い出し、
たくさんの方が作り上げたシャングリラⅢだったことを実感します。
本番は 私は一度しか観れませんでしたが
DVDでお会いできることを楽しみにしてますね。
もちろん このブログも。(^-^)

投稿: みなこ | 2007年10月14日 (日) 21時46分

美保さん、超々大作の番外編、楽しませてもらいました。

世界の超一流のアーティストたちが集うシャングリラⅢのラストをこんな形で盛り上げたタケミホはスゴイ、ビルジニーまで巻き込んで。
そのあとの騒動もご愛嬌で・・・。
本当に長い長い一日でしたね。

番外編のパート2もウェルカムですよ(^^♪

投稿: マックファミリー | 2007年10月14日 (日) 22時13分

いやー、一日ニ回公演の合間にそんなことまでされていたなんて!
余興にも手を抜かないって…プロってすごいなー!
驚きました!

投稿: かおたん | 2007年10月15日 (月) 02時59分

ホント、大作だわw(^o^)w

じっくりと、感動を呼び起こす時間が取れたのですね。あれだけの大きなファミリーで過ごした時間は、なかなか離れがたいものがあることでしょうが、帰ってきても、キッチリ、笑いを与えてくれる家族がいるのですから、また、あたらしい出会いに向けて、動き出してください。

ところで、私も、「水のダンス」大好きです。
ラムちゃんと言うよりも、もう少しワイルドな、アマゾネスとか、キングコングのジェーンのような、コスチュームとあのリズムは良いですよね。
雨上がりの水溜りで、思わず遊んでしまいたくなるような感覚と、あふれるパワーを感じられて、体温が上がるような気がします。

あのダンスに、美保さんが挑戦するとは!
そういえば、有明での衣装は、その前振りだったのでしょうか?

シャングリラの幕ひきとともにともに、暑い夏から一気に秋へと移り変わってきています。
秋には、秋の楽しみ方で、また、お会いしましょうね。

投稿: ハラハラ | 2007年10月16日 (火) 00時02分

『番外編』最高でした!

シャングリラの本番同様,出し物にも徹底しているのがスゴイな,と思うことでした。
最後にオチもついていたし・・・。

これからも元気の出る楽しいブログ,楽しみにしてます!

投稿: しゅん | 2007年10月16日 (火) 00時41分

感動的なお話のオチが、おかあさん…おもしろすぎます(笑)

ワタシの友人は有名な温泉旅館の湯殿で、間違えて非常ボタンを押してしまい、
あせってハダカでウロウロする女性客たちの混乱と、
ビール瓶を持った仲居さんたちが大挙してやってきて、
女湯がパニックになったものでした。

ボタンの押し間違いには注意したいものです。

投稿: ムーミンママ | 2007年10月17日 (水) 15時19分

今までの楽しい日記も次からはもぅ違う話題になってしまうのでしょうか??私もたけみほさん同様寂しいです(・ω・`)DVDはいつ発売で??即買って毎日見る予定です(*`0д0*)о
だれか教えて下さい(掲示板でないのにすみません)

投稿: かに | 2007年10月17日 (水) 21時30分

a

投稿: a | 2007年11月20日 (火) 23時47分

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